読書感想文

寺田有希

「対峙力」を読みました。

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この本は

テクニックとかハウツー本というよりもね

寺田有希」という生身の人間が

悩んだり苦しんだりしながらも

ひとつひとつ経験して、

なんとかやっと得てきた処世術のようなものを

自伝のようでもあり、

ビジネス本のようでもあり、

でも言うなれば

にんげん「寺田有希」を表した貴重な本なのだと思いました。

鴨頭さんとのYouTube対談がそのへん詳しく話されてるね。いいね!

https://youtu.be/uSxK6OVVe4g

 

だいぶ前に

ジャムスタンマジックというバンドで

かなりコンセプト、テーマの強いライブをやることになったときに

本を朗読するストーリーテラーの役がどうしても必要で

それは演奏するバンドメンバーでは出来ないし

世界観が崩れてしまう。

そこで彼女にオファーし、

描いていた世界が見事に実現できたことがありました。

先日、そのライブをBlu-rayで見返してみたんだけど

やっぱり素晴らしかった。

思い描いていた通りになってたし、

むしろそれ以上のライブ作品になった。

バンドとしても初めての試みだったし

通常の音楽ライブにはないものを作りたいと思っていたし

そうゆうことを、

彼女は、多くは言わずとも、語らず感じとってくれて

見事にやってくれました。

あの日、ライブに来た人はね、

今も絶対、記憶に刻まれてると思う。

でもなんか

オファーしようと思った時には

既に、共感しているような何かを感じていたし

絶対いいものになるって確信してた。

 

それが今この「対峙力」を読んで納得した。

読んで「そうだよね、やっぱりね」と、

彼女の中に流れていたエネルギーのようなものが見えないながらも感じていたし、

ライブではそれが完璧に表現されていたし、

この本を読んで、

そのときの答え合わせをしているような

感覚でした。

 

ひとはみんな、色んな自分を

俳優をしているような感覚でもあるわけで。

自分で言えば

パパの自分、夫の自分、職場の自分、

友だちとの自分、ホントの自分、、、

いろんな自分をね、みんな、生きてるんですよね。

だからこそね、

外側との関係性をみるほど、

本来の自分をしっかりと見つめることが

何より大事だなと。

 

良い本でした。

 

スカウターの話が

ドラゴンボール世代のオラにはツボでした。

 

ちゃんちゃん。